【Route Map】設定

特定の条件に一致(match)した場合に動作を指定(set)する仕組みです。



設定方法と例

設定方法は以下のとおりです。

Map名と一致した場合にpermitするのかdenyするのかの指定とシーケンス番号を設定
(config)#route-map {マップ名} [permit | deny] [シーケンス番号]
例)#route-map TEST_MAP permit 10

一致の条件を指定する
(config-router-map)#match {条件}
例)#match ip address 1

一致した場合の動作を指定する
(config-router-map)#set {動作}
例)#set ip precedence critical
例の内容ではTEST_MAPでACL 1に一致した場合QoSのCriticalがセットされます。



使用される場所としては、再配送、PBR、BGP、NATが挙げられます。

再配送で使用する場合の例として下記のように記述します。

この場合はOSPFにRIPのルートを再配送するケース

(config)#router ospf 1

(config-router)#redistribute rip route-map TEST_MAP