2015-01-01から1年間の記事一覧

【BGP】アトリビュート-MED(Multi Exit Discriminator)

外部ASネイバールータに対して自分へのASへの優先パスを示すためのアトリビュート属性です。 分類としてはOptional non-transitive(選択非通過)のため。 サポートしていなくても良いですがその場合は破棄します。 値は小さい方が優先されていてデフォルトは0…

【BGP】ピアグループ

BGPの設定において、各ピアに対しての設定を記述しますが、 ピアの数が多い時に効率化できるオプション機能がピアグループです。 (config)# router bgp 65000 #グループを定義(config-router)# neighbor Cisco peer-group #グループのメンバを定義(config-ro…

【BGP】アトリビュート-Weight

Cisco独自のパスアトリビュートWeightは経路情報を受け取る際に経路に重みづけができる。 この情報はローカルルータ上でのみ有効でネイバールータにアドバタイズしない。 冗長構成でISPと接続する場合などにどちらの経路から入ってくるかを指定したい場合な…

【BGP】BGPメッセージ

BGPのメッセージ種類と用途について説明します。 OPEN TCP通信が確立したのちにネイバー間で送受信される。 BGPセッションで使用される。AS番号やMD5認証情報などが含まれる Notification BGPセッションのエラーに使用されるメッセージ Update ルート情報の…

【BGP】BGPの状態

BGPには隣接関係の確立までに6つの状態があります。 Idle 初期状態。TCP接続を開始するとConnect状態になる。 Connect TCP接続の開始から終了までの状態。OPENメッセージを送るとOpen Sent状態になる。 Active Connect状態でTCP接続を失敗した場合、リトライ…

【BGP】BGPの基本設定

1.bgpのプロセスを稼働 2.ネイバーの登録 3.BGPテーブルにルート情報を登録する。 (Config)#router bgp 3000 (Confi-router)#neighbor 10.1.1.2 remote-as 4000 (Config)#router bgp 4000 (Confi-router)#neighbor 10.1.1.1 remote-as 3000 (Confi-router)#n…

【管理】ボーレートの設定

IOSを誤って削除してしまったあとボーレートを上げてIOSを入れたのはいいものの 戻す時に文字化けするトラブルにあってしまったため残してきます。 bootのモードに入って下記コマンドでスイッチのボーレートを上げxmodemでIOSをコピーしました。 switch: set…

【BGP】ネイバー関係の構築においての注意

BGPはネイバー関係を構築する際に下記のコマンドを設定します。 neighbor [ネイバーアドレス] remote-as [AS番号] 但し、ピアの確立のためには条件があります。メッセージの送信元/先のアドレスが下記の通り。 送信元アドレス・・出力インタフェースのIPアド…

【BGP】基本設定

1.bgpのプロセスを稼働 2.ネイバーの登録 3.BGPテーブルにルート情報を登録する。 (Config)#router bgp 3000 (Confi-router)#neighbor 10.1.1.2 remote-as 4000 (Config)#router bgp 4000 (Confi-router)#neighbor 10.1.1.1 remote-as 3000 (Confi-router)#n…

【BGP】最適パスの選択

BGPの最適パスの選択にはパスアトリビュートが使われます。 Cisco独自アトリビュートのWeightを含めて選択アルゴリズムを解説します。 優先度の高い順に 「Weight」ローカルルータのみで有効。値が大きい方が優先。 「Local_Preference」内部ASの出口を示す…

【BGP】Well-Known mandatory

Well-Known mandatory(既知必須)のパスアトリビュートについて Origin 経路情報の生成もとを示す属性です。iBGP eBGP incompleteの3種類。 これによって経路の優先順位が決まります。 優先順位の高い順にiBGP - > eBGP -> incompleteとなります。 確認コマン…

【その他】スイッチング方式

スイッチング方式は大きく分けて3つある プロセススイッチングキャッシュを使用しないでパケット1つ1つ転送処理を行う ファストスイッチング転送処理を行ったパケットについてはキャッシュに保存して、以降はキャッシュを使用して転送処理をせずに高速転送す…

【QoS】WREDとRED

WRED WRED(Weighted Random Early Detection)とは輻輳を回避させるための技術。 輻輳が発生、つまり送り先のインタフェースのキューががいっぱいになると。TailDropが起こり優先度の高いパケットであっても破棄されてしまう。 またTCPグローバル同期(TCPグロ…

【OSPF】ネイバー確立条件

ルータ間でOSPFの隣接関係を確立するためには以下の条件が一致する必要がある。 一致しない場合は確立できない。 ・Area-id ・認証(認証している場合) ・HelloインターバルとDeadインターバル ・スタブエリアフラグ

【耐障害】StackWiseの利点

スイッチをスタックするメリット3点 1.管理デバイスの減少 スタック内の物理スイッチは1つの論理スイッチとして認識される。 そのためネットワーク内の管理デバイス数が減少するため管理オーバヘッドが削減される。設定ファイルも1つになる。 2.冗長性と可用…

【耐障害】StackWise設定

スタックの各種設定について。 プロビジョニング オフライン設定機能を使用すると新しいスイッチがスイッチスタックに追加される前に、そのスイッチのプロビジョニング(設定の提供)を行うことができる。スタックメンバ番号、スイッチタイプ及びインターフ…

【BGP】AS番号

各ASにはICANNによって管理された一意の識別番号が割り振られ、これをAS番号といいます。 AS番号は16ビットの65535までの整数で表現されます。 IPアドレス同様に、AS番号はグローバルとプライベートで明確に使い分けられています。 グローバルASはインターネ…

【管理】ルータをNTPサーバにする

設定する CiscoルータをNTPサーバにするコマンド Router(config)#ntp master ・NTPのサーバにするためタイムゾーンと時刻を設定する Router(config)#clock timezone JST 9 Router#clock set 10:10:00 1 Mar 2015 これでソフトウェアクロックの時刻が設定でき…

【BGP】ASの構成

ASの接続構成によって3タイプに分類できます。 ・スタブAS 他のASと1つのリンクのみで接続している。シングルホーム。出口に向けてデフォルトルートを設定するのみで良いためシンプル。 ・マルチホームトランジットAS 複数のASに接続している構成。トランジ…

【OSPF】マルチエリア設定

・フレームリレーにおけるOSPFネットワークタイプ ⇒エリア境界ルータを設定 R1(config)#router ospf 200 R1(config-router)#network 10.0.0.0 0.255.255.255 area 1 R1(config-router)#network 172.31.1.0 0.0.0.255 area 0 ⇒R4がハブとなるようR1R3のフレー…

【OSPF】ネットワークタイプ

・OSPFはL2を意識する必要があり、構成にあわせた設定が必要になる。 構成とは3つの【トポロジ】に分けられる。 1.ブロードキャストマルチアクセス 2.ポイントツーポイント 3.NBMA NBMAのトポロジ上では更にOSPFの5つの【モード】が使用される。 ①NBMA ②ブロ…

【OSPF】シングルエリアの設定

・設定 ⇒OSPFの有効化 (config)#router eigrp 200 (config-router)#network 10.0.0.0 0.255.255.255 area 0 ⇒ルータのOSPFルータIDを確認 ※デフォルトはアクティブなインタフェースの最上位IPアドレス #show ip ospf →Routing Process ospf 200 with 10.1.1.…

【EIGRP】チューニング

■ネイバー認証の設定 ⇒ルータで鍵の設定をする (config)#key chain R1 (config-keychain)#key1 (config-keychain-key)#key-string cisco1 ⇒インターフェースで設定したキーチェーンを使いEIGRP認証を有効化する (config)#int fa 1/0/1 (config-if)#ip authen…

【メモ】CEF

・CEF(Cisco Express Forwarding) ファストスイッチングではテーブルを複数回検索する必要がある。CEFではあらかじめルーティングテーブルを元に高速検索用のFIBテーブルを作成し、検索回数を1回に抑える。 ファストスイッチングはキャッシュを利用して後…

【メモ】確認(Show)コマンド

・show inventory SFPなどのシリアル番号が表示される ・show bootflash 不明 ・show diag モジュール型ルータにおいてどのようなモジュールが実装されているか表示される ・show module スーパバイザエンジンを構成する部品が表示される ・