【BGP】ネイバー関係の構築においての注意

BGPはネイバー関係を構築する際に下記のコマンドを設定します。
neighbor [ネイバーアドレス] remote-as [AS番号]
 
但し、ピアの確立のためには条件があります。メッセージの送信元/先のアドレスが下記の通り。
送信元アドレス・・出力インタフェースのIPアドレス
送信先アドレス・・neighbor remote-asコマンドで指定したIPアドレス
この場合RAがRBからBGPパケットを受け取る場合、送信元のアドレスが10.1.1.2である必要がある。
これが満たされない場合パケットは無視されます。
 
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・ループバックインタフェースをBGPネイバーのに指定したい場合どうするのか。
その場合の課題として3点あります
1.経路がなくなる。直接接続でない場合はloopbackまでの経路がないためBGPパケットが届きません。
    対応:Staticルートなどを記述して経路を作成する。
2.BGPパケットの送信元アドレスがneighborコマンドのアドレスと不一致になる。ためピアが張れない。
    対応:Update-sourceコマンドでBGPパケットの送信元アドレスを変更する。
3.eBGPのデフォルトTTLが1のため途中で破棄されて届かない。
    対応:TTLを変更する。ebgp-multihopコマンドを使う。
 

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